コースについて
巫女は、神社より先にいました。
縄文の昔、そこに神を感じる人がいて、声を聴く者がいて、その人のまわりに人が集まった。
だから祭祀が生まれ、やがて社ができ、神道と呼ばれるようになった。順番が逆なのです。
お守りを渡してくれる可愛らしい巫女さん。その姿しか知らないままでは、この文化の入口にも立てていません。
この講座は、日本に数カ所しかない神職養成の場である國學院大學で行われた研修会の記録です。
第2回 巫女文化研修会を、國學院大學で開催します
この講座の動画は、第1回の研修会を収録したものです。
第2回は会場でのリアル開催で、内容をよりブラッシュアップしました。
巫女舞をご自身で舞い、お榊に紙垂を結んで玉串をつくり、精麻や『巫女札』のワークショップも体験していただけます。
日時:2026年11月28日(土)10:00〜17:30
会場:國學院大學 院友会館(東京都渋谷区)
お申込締切:2026年11月20日(金)/定員30名(先着順)
この講座は、二人の講師による二部構成です。前半で巫女という存在の来歴をたどり、後半でその所作を体で覚えます。
第1部:巫女文化と歴史(桃山きよ志)

・巫女の本質は「神様と人とをつなぐ役目」。ここだけは二千年変わっていない
・巫の時代(古代)— 祈りが個人の力だった頃。巫女は役職ではなく在り方だった
・社の時代(中世)— 白拍子から歌舞伎、日本舞踊へ。芸能の源流は巫女にある
・里の時代(近世・江戸)— 全国を旅した歩き巫女。現代のセラピストにあたる人たち
・制度の時代(明治〜昭和)— 巫女禁断令による断絶。霊性が切り離された時代
・再生の時代(現代〜未来)— 2040年までに神社仏閣の四割が消えると言われる中で
第2部:巫女の在り方と所作(北優子)

・巫女は何かをする人ではなく、整える人。前に出るのでも消えるのでもない「余白」という立ち位置
・装束の意味 — 白衣は清浄、緋袴は魔除けと生命力。服ではなく心を切り替える結界
・三つの器 — 縦は天と地をつなぐ軸、横は場を受け止める広がり、深さは丹田に沈む意識
・立ち方、叉手(さしゅ)、平歩(へいほ)— 空気を揺らさずに進む歩き方
・揖礼(十五度)と拝礼(九十度)— 二つの礼の使い分け
・玉串奉奠と柏手 — 音の大きさではなく、清らかな気で打つということ
所作は、画面の前でご一緒に
第2部は実演つきです。研修会当日、参加者が前に出て体を動かした時間にあたる部分では、
画面の前で同じように試していただけるようになっています。
正しいか間違っているかではなく、体が整ったか、心が静かになったか。その感覚を手がかりにしてください。
この講座に含まれないもの
こちらは、研修会の記録をオンライン配信用に編集したものですので、収録されていない時間があります。
買う前にご確認ください。
・第一部の國學院大學博物館ツアー(撮影許可がないため)
・『巫女札』の使い方とオラクルカードとしての解説(別途コンテンツ化する予定)
・浦安の舞の映像(撮影許可がないため)
浦安の舞については、昭和十五年の奉祝祭で全国の神社が一斉に舞ったという由来と、
昭和天皇の御製である歌詞を、最終回で解説しています。
舞そのものは、今後、巫女文化研修会が開催された際に、現地でご覧ください。
受講後に手元に残るもの
神社で手を合わせるとき、その作法が何のためのものか分かっている状態。
そして「巫女とは神社にいる人のこと」という思い込みが外れた視界です。
コース内容
はじめに
-
この講座について
00:31
巫女文化と歴史(桃山きよ志)
巫女の在り方と所作(北優子)
担当講師